
| 団体名 |
大和高原文化の会 |
|---|---|
| テーマ |
廃校々舎(元山添村立豊央小)を大和高原の発信拠点に |
大和高原(東山中)は、奈良県の東北部に広がる標高300~500mの中高原で、西は春日断層で大和平野と、南は三輪山から貝ヶ平、額井岳(大和富士)茶臼山と連らなる500~800mの山々、東は名張川、北は木津川と、この範囲を呼ぶ。
生活文化の共通する大和高原は、中高原地域らしい独特の文化を発展させた文化圏である。近年一次産業の衰退、合併による名前だけの都市化、つまり宇陀市、桜井市、天理市、奈良市、山添村となり縦割行政が進み、大和高原の良さを生かした、共通課題に対する行政ができなくなった。
大和高原は自然がすばらしく、古代信仰遺跡から近代まで、歴史、文化、民族文化遺産が多く残っているが、まったく知られていない。これを発信し観光客の訪れを促すことによって(地域振興)色々の相乗効果が期待できる。その拠点として山添村立豊央小学校の廃校舎を借りうけ大和高原の観光と交流の場所にしたいと。(一階は診療所と豊中公民館)二階、三階の教室を大和高原民俗資料館として、大和高原を紹介することにつとめた。二階西二教室は収蔵庫、三室目の中央に180cm四方の大和高原歴史文化観光地図を置き、まわりに、明治22年4月発足した旧村から二点ずつの主な観光写真をまわり壁に貼り説明している。四季に合った場所の紹介に変える予定。すみに1m方の大和高原の中世山城の復元模型を置いた。地元三ケ谷城を復元したもので、信楽粘土40㎏で型をつくり、上にのりをぬり和紙をはって型を整えた。乾漆づくりのような方法で作成した。大きいの、小さいのもあるが基本的には、このようなものである。第四番目の教室は米づくりの民俗資料。第五番目は茶関係と凍豆腐関係。そして凍豆腐の原料を運んだ索道(ロープウエー)の図解。第五教室は、昔のくらしの生活の知恵を知る資料展示をした。廊下や階段等に山添村の四季の写真181点を展示してある。廊下のつきあたりは図書館、此れを今の事務所として活用し委員会、例会等を行っている。11月11日13:30分から、大和高原民俗資料館開館の催を行ない、地元の方々など50名出席、テープカットにはじまり別紙日程のささやかではあるが、今後の役割を果たすための門出を祝い誓った。
各地で廃校があいついでいる。学校が廃されると、地域がなんとなく淋しい。跡をどう再利用するか、地域の再生、交流、発信場所など色々考えられているが、なかなかうまくいっていないとき、第5回なら・未来創造基金のご理解をうけ会員の熱意と、山添村教育委員会はじめ、地元の方や多くのご協力を得て、こうした土台を築けたことは、よい例となったと云える。
山添村さんでは一定の評価を受け「山添村公報やまぞえ」で村長答弁で、大和高原文化の会等、民間の方の自主的な取り組みによる組織の力を借りながら、自然を中心とした観光振興に一層尽くしてまいります。
その後芳名帳に遠い所から訪ねてくださる記名があり、うれしいことである。
12月14日、村三役、村会議員一行来館、説明と懇談の機会を得た。相に協力し一層の発展と役割を上げることにつとめたいと。
また11月26日、30日、12月2日には「初冬の大和高原歴史文化を訪ねて」の観光バスツアーには、当館を会場とした干柿づくり体験前に見学、説明し、質問を受け、大和高原について理解を深めてもらうことに役立った。特に注目されたのは索道であった、京終~小倉まで17km余、当時の先進性におどろいていた。
大和高原の拠点としての役割を果たすための充実について、会として、大和高原の歴史文化、民俗、民話、の資料収集。地域活動情報を知り交流、協力できるように等の体制を整えたい。歴史文化、民俗民話のなかからは観光資源になりうるものも多いので、当会例会(12月13日)に提案検討した。結局、三部会に会員担当を分け、1月例会で三組織の代表や研究収集の具体化に取り組む。主となることは、縄文遺跡が大変多いが展示、発信を親しみやすいよう、どう取りあつかうか。古代信仰から現代の神社へ引き継がれているケースが多い唯一の地域。密教の修験者が広めたところに浄土仏教が入り重なって行く資料の多いところ、資料としては五輪塔、宝篋印塔、地蔵石仏。阿弥陀如来仏、安置の寺院も多い。が集落の発達に引き継がれる例がよくわかる地域である。それに併なって芸能が一番多く伝承されている地域で、色々と継承難もかかえているようだが、とても貴重である。などなど今のうちに大和高原ならではのものを収集したい。これらの充実に取り組みながら、大和高原の過疎化について、国県が対策を予算化しているとき、関西の軽井澤とならなかったネックは何だったのか、企業が来ない理由、その条件を行政に提案共に考え、取り組むことにできる拠点でもありたい。
皆様のご指導とご支援、ご協力を何とぞよろしくお願いいたします。