
| 団体名 |
政策研究ネットワーク「なら・未来」 |
|---|---|
| テーマ |
「市民の森」ゼミナール2006
|
『「市民の森」ゼミナール2006~これからの日本をどうする、奈良をどうする~』は、環境問題を始め、所得格差の拡大、犯罪の多発、コミュニティの疲弊など、わが国が直面している社会的病理の解決に対応する社会経済システムのあり方や、自治・分権時代における市民自治型の自治体改革などを学びながら、これからのわが国や奈良が目指すべき社会像と、その実現に向けた改革手法などを展望する目的で開講した。
ゼミナールが目指す人材としては、次の3つの人材像を設定した。環境・経済・社会の相互依存性に配慮した「持続可能な奈良・大和」の創造の担い手、自己決定・自己責任に担保される簡素・効率的な自治体運営の担い手、地域の課題解決に向けた実践活動や、地域が必要とする公共サービスの供給などを担う住民自治・地域自治の担い手の養成である。
■参加者総数:272名
■プログラム
【結論】(参加者52名)
<7月29日(土)午後1時~3時>
【各論】
<8月19日(土)午後1時~午後5時>(参加者36名)
<9月2日(土)午後1時~午後5時>(参加者38名)
パネリスト
コーディネーター
<9月16日(土)午後1時~5時>(参加者27名)
<9月30日(土)午後1時~5時>(参加者20名)
パネリスト
コーディネーター
<10月14日(土)>(参加者13名)
<10月28日(土)>(参加者26名)
パネリスト
コーディネーター
コメンテーター
<11月11日(土)午後1時~5時>(参加者22名)
<11月25日(土)午後1時~5時>(参加者38名)
パネリスト
コーディネーター
本事業の当初計画では、「市民の森」ゼミナールを11月に終えた後、その内容を踏まえながら「大和再生21ビジョン」の策定作業を受講者の参画によるワークショップを重ねたうえで、4月頃までに取りまとめ、これをブックレットにまとめ発行、さらにはこれを基に、秋に予定されていた奈良知事選挙に際して「県民マニフェスト運動」を展開してゆくとしていた。
ところが知事選挙が4月地方統一選挙と同時に行われることとなり、「県民マニフェスト運動」を展開することが時間的に難しくなった。そこで「奈良県をこうしたい、私の提案発表会」を開催して県民が自由に県政に提案する形に活動計画を変更することとした。
<07年3月21日(水)午前10時~午後4時30分>(参加者20名)
提案内容(詳細については、18頁参照)
本事業は、昨年自主事業として行った『「市民の森」ゼミナール2005』を引き継いで実施するものとして、講座時間、テーマ、講師陣などについて2005よりも充実させ、より多くの成果を期待するものであったが、受講者が予想を大きく下回る結果となり、奈良県民の「社会づくり・政策改革」などに対する意識と意欲は充分成熟していないということが、残念ながら浮き彫りになったといえる。しかし、それと同時に少ないながらも受講いただいた方々と知り合うことができ、「私の提案」においても積極的にご参加いただいて、の新たな連携を生み出すことが出来たことは大きな成果である。
「市民の森」ゼミナールは、21世紀の社会像、並びに自治・分権時代の自治体像の提示と、その実現に向けた社会経済システム、ガバナンス改革の手法を学びながら、地域の公共活動を担う地域公共人材を養成する「場」と位置付けている。
そのためにも、市民、NPO、自治会等で構成される市民セクター(市民社会)、行政職員や議員が活動する公共セクター、商店、企業等の営利活動分野である市場セクターから、多くの受講生の参加が不可欠である。
しかしながら、現実は、受講生の延総数が272名(当初の予想500名~1000名(1講座平均30名~60名))と、予想を大きく下回った。その主要因として考えられることは、①そもそも、市民・県民(NPOメンバー、自治体職員等含む)の関心が薄い。②環境創造、福祉創造、経済創造、市民主権型自治体創造という4つのコース設定が、あいまいな印象を与えた。③講義内容と受講生のニーズが合致しなかった。④開催日の土曜日は行事が重なる。⑤受講料が高い。(午後2講座を受講すると2,000円)⑥PR不足。⑦「市民の森」ゼミナール、あるいは主催団体である政策研究ネットワーク「なら・未来」の社会的認知が低い、などが考えられる。
受講者数が少ない要因を現段階で特定することは難しいが、今後の「市民の森」ゼミナールの運営に当たっては、以上の要因分析と共に、どういった人材をどういう方法で養成するのか、そのためのカリキュラムは、資金をどう確保するか、行政、大学、研究機関等との連携はどうあるべきかなど、奈良の地域再生・コミュニティ再生、地域自治(住民自治)活動等を担う公共人材養成のあり方を、根本的に研究する必要がある。